物書き練習帳

ここにある内容は、所属する組織とは一切関係ありません。

卒論の大切さ

ゆーたすです。

相変わらず左半身には何かしらあって、今日は背中と坐骨神経が痛みます。

今回は、(やったことないけど)卒論の大切さについて書きます。

論文には型がある

型の一つ

周知の事実と思いますが、論文には型があります。多少の揺らぎはあるでしょうが、

  1. まえがき(背景・目的・意義)
  2. 前提(取り組む範囲)
  3. 実践(取り組んだ内容やその結果)
  4. 結論(前提と実践から得られた何か)
  5. おわりに(背景や目的に照らして結論を評価)

といったものではないでしょうか。

法学部に卒論はない

私の在籍していた東京大学法学部は、原則として卒論を卒業要件としていません。ゼミによっては論文を書くことが単位の要件となっていたようですが、かかるゼミを履修しなければ論文の一つも書かずに卒業できます。

私も卒論を書く機会はありませんでした。

この型、結構求められる

社会人になって、何か価値を作り出す側の立場になった時、この論文の型が結構出てくるのです。その典型例はプレゼンでしょう。

プレゼンの型は?

プレゼンにも型があります。それは、まさに卒論の書き方、もっと言えば論文の書き方どおりです。それを文章として発表するか、スライドとして身振り手振り発言を交えて発表するかの違いです。

プレゼンの目的

プレゼンの目的は、自分の主張を他人に理解してもらうことです。時にはこれに加えて、自分の思うように相手に行動してほしいことも目的に当たりましょう。

論文も同じ目的です。同業の研究者に対して、自分の創り出した成果がどのようなものであるか、事実はもちろんその価値をも伝えることが目的です。

論文を作りおおせることができた方、さらにはそれを人前で発表した方は、ただごとならぬ一生もののスキルを身につけたも同然です。

各種学位論文に勤しんでいらっしゃるみなさまへ

「そんなこと言ったってこっちは大変なんだよ!」と言われると思います。その苦しみは私には分かりません。どうあがいても共感はできません。

ですが、社会人となった今、自分の主張を整然と作り上げ、それをしっかり整頓して伝えるという経験ができていたらと痛感しています。

社会人でその強みを持つために論文がんばれとは言いませんが、決して無駄ではない、むしろ一生ものの武器となるのだということを伝えておきたいと思います。

 

ゆーたす